首が痛い男性

 

あなたは今、頚椎症、頚椎椎間板ヘルニアの痛みがなかなか改善されず、どのようにすれば改善されるのか悩まれているのではないでしょうか?

頚椎症、頚椎椎間ヘルニアは、首の痛み、腕の痛み、手のしびれなど様々な症状が現れます。これら、痛みとシビレの原因は、筋肉の緊張、筋肉の炎症、神経の痛み、トリガーポイントなどが複雑に絡み合っています。

頚椎症、頚椎椎間板ヘルニアを改善するために整形外科からはお薬をよく処方されます。しかし、お薬を服用しても痛みが改善されないことが多くあります。それは、痛みの原因に対する適切な治療法が行われていないからです。

今回は、頚椎症、頚椎椎間板ヘルニアを早く改善するために、痛みの原因と原因に対する治療法をお伝えします。ぜひ、参考にしてください。

 

1.頚椎症、頚椎椎間板ヘルニアの痛みの原因

頚椎椎間板ヘルニアの痛みの原因

 

頚椎症、頚椎椎間板ヘルニアの痛みには、炎症による侵害受容性疼痛、神経の痛みによる神経障害性疼痛、トリガーポイントによる筋筋膜性疼痛症候群が混在している「混合性疼痛」です。

1-1 侵害受容性疼痛(筋肉の痛み)

侵害受容性疼痛とは、組織が損傷を受けた部分に炎症が起こり「ブラジキニン」「ヒスタミン」「プロスタグランジン」などの発痛物質が産生されることによって起きる痛みのことを言います。

頚椎症、頚椎椎間板ヘルニアになると、首、肩の筋肉が緊張して血流が滞り酸欠状態に陥ります。筋肉が酸欠状態になると、筋肉組織の新陳代謝が損なわれ筋肉組織が破壊されます。そして、炎症が起き発痛物質が産生され痛みが現れます。

1-2 神経障害性疼痛(神経の痛み)

神経障害性疼痛とは、神経が何らかの原因で圧迫や傷つくことによって起きる痛みのことを言います。神経が圧迫されたり傷ついたりすると、神経伝達物質が過剰に産生され痛みが現れます。

頚椎症、頚椎椎間板ヘルニアではヘルニアや骨、筋肉で神経が圧迫され、神経が傷つき「ピリピリ」「ジンジン」といった痛みが現れます。

1-3 筋筋膜性疼痛症候群(トリガーポイントの痛み)

筋筋膜性疼痛症候群とは筋肉の周囲にある筋膜が過度の負荷や血行不良によって傷つき痛みが起きることを言います。筋筋膜性疼痛症候群になると、筋膜に痛みの引き金(トリガーポイント)となる索状硬結が形成されることがあります。トリガーポイントは、痛みの原因となる部分と違ったところが痛みを感じる「関連痛」を引き起こすことがあります。

頚椎症、頚椎椎間板ヘルニアの場合、首、肩の筋肉が緊張して血行不良となり、筋肉組織が破壊され炎症が起きます。その状態が続くと筋膜にトリガーポイントが形成され、腕などに関連痛の痛みが現れます。

 

2.頚椎症、頚椎椎間板ヘルニアを改善するにはどのようにすればいいのか。

2-1 侵害受容性疼痛の解消-筋肉の血流を改善する

頚椎症、頚椎椎間板ヘルニアの侵害受容性疼痛を引き起こしているのは、首、肩の筋肉が緊張して血流が滞り筋肉組織が破壊され炎症が起きているからです。炎症が起きている筋肉組織を改善するには、筋肉の血流量を増やし栄養と酸素を炎症を起こしている組織に供給することが大切です。

筋肉の血流量を増やし血流を改善させるには、次のような方法が効果的です。

肩甲骨をまわす運動。

筋肉の血流は筋肉を動かすことによって改善されていきます。頚椎症、頚椎椎間板ヘルニアの時に首、肩の筋肉の血流量を改善させるために行うと良い安全な運動が、肩甲骨を動かす運動です。

その方法は、手を両肩に置き、肩甲骨を動かすように腕を大きく前に回し、その後、後ろに回す運動です。

この運動は腕をゆっくりと大きく動かすことを心がけてください。腕をまわす回数は、5回から10回くらいをめどに行い、痛みの状態にあわせ無理をしないようにしてください。

頚椎症、頚椎椎間板ヘルニアの時は、過度の運動は症状を悪化させる危険があるので注意が必要です。首をグルグル回すような運動や動作は首に負担がかかるため行わないようにしてください。

手のひらマッサージ

手のひらマッサージは手のひらを首や肩に起き、軽くさすったり、把持したりしてやさしくマッサージを行う方法です。

首、肩、腕の痛いところに手のひら全体を当て、ゆっくりとさすったり、把持したりします。首は両手の指を組み、包み込むようにマッサージをするのも効果的です。

このマッサージも痛みに応じて軽く行ってください。

注意として指で強く揉むようなマッサージは、筋肉をさらに痛め炎症を増悪させるため行わないようにしてください。

鍼灸治療

鍼灸をしている女性

 

筋肉の血流を改善させる有効な治療法として鍼灸治療があります。鍼灸治療は身体に鍼やお灸で刺激を与えて、身体の反応を引き起こし様々な身体の不調を改善していく治療法です。

鍼治療で起きる身体の反応の1つに血流量の増加があります。鍼治療を行うと鍼刺激が周囲の血管拡張神経に働き、反射的に血管を拡張し血流量を増加させます。この反射を「軸索反射」といいます。

2-2 神経障害性疼痛の解消-筋肉の緊張を緩和する。

頚椎症、頚椎椎間板ヘルニアの神経障害性疼痛を改善するには、圧迫されている神経を解放するため筋緊張を緩和することが大切です。筋緊張は筋肉の血流を改善することによって徐々に緩和されていきます。ですから、上記の運動をするように心がけてください。

頚神経がヘルニアや骨で本当に圧迫されている場合は、痛み以外に感覚が麻痺したり、腕を挙げられないなどの運動障害が起きたりする可能性が高いです。このような症状が現れていない場合は、神経の圧迫は脊柱付近でのヘルニアや骨による圧迫ではなく、筋肉の緊張による圧迫が考えられす。

ですから、筋肉の緊張を和らげることによって、神経障害性疼痛の痛みも改善されていくものと思われます。

鍼灸治療

筋肉の緊張を和らげる有効な治療法として鍼灸治療があります。筋肉の緊張は、筋肉の1部分の筋膜が癒着し筋膜全体が緊張している状態です。

鍼治療は癒着した筋膜に鍼を当て、癒着した筋膜を剥がし筋緊張の緩和を促します。

2-3 筋筋膜性疼痛症候群の解消-トリガーポイントをなくす。

頚椎症、頚椎椎間板ヘルニアの筋筋膜性疼痛症候群を改善するには、首、肩の筋膜に形成されているトリガーポイントをなくすことが重要です。トリガーポイントをなくすことが、頚椎症、頚椎椎間板ヘルニアの治療の中では難しいです。なぜなら、トリガーポイントは薬の服用や普通のマッサージではなくならないからです。

トリガーポイントをなくす治療法は、トリガーポイント鍼施術、トリガーポイント注射療法、トリガーポイントマッサージがあります。

トリガーポイント鍼施術、注射療法

鍼灸治療

 

トリガーポイント鍼施術はトリガーポイントに鍼を直接当て、鍼の手技操作でトリガーポイントを小さくして筋膜の癒着を剥がしていく施術法です。

注射療法は、注射鍼をトリガーポイントに当て、薬剤や生理食塩水を注入してトリガーポイントを小さくして筋肉の癒着を剥がしていく治療法です。

トリガーポイント鍼施術、注射療法とも、トリガーポイントに直接鍼を当て治療を行えるので治療効果は高く出ます。しかし、治療を行っている施設が限られているところが難点です。

トリガーポイントマッサージ

トリガーポイントを形成している筋肉に、マッサージやストレッチを行い、トリガーポイントをなくす治療法です。

トリガーポイントマッサージは身体の深部にあるトリガーポイントに直接治療を行えないため治療効果は限定的です。

また、トリガーポイントマッサージは強く揉む方法や器具を使って治療するところが多いため、筋肉をさらに痛めて症状が悪化する場合があります。ですから、頚椎症、頚椎椎間板ヘルニアの治療には不向きな治療法と言えます。

 

3.まとめ

今回は頚椎症、頚椎椎間板ヘルニアの痛みの原因と治療法についてお伝えしました。

頚椎症、頚椎椎間板ヘルニアの痛みの原因は、炎症の痛み、神経の痛み、トリガーポイントの痛みと複雑に絡み合っています。

これらの痛みを改善するには、お薬の服用や単なるマッサージだけでは改善できないことが多くあります。

鍼灸治療などを取り入れて治療することによって、症状が早く改善することが多くあります。もし、お薬を服用していても痛みが改善されない場合は、鍼灸治療を試されるといいと思います。

 

 

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