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頚椎症

2018.10.07
頚椎症

頚椎症、頚椎ヘルニア治療の東洋医学と西洋医学のメリットとデメリット

東洋医学と西洋医学

東洋医学と西洋医学

 

首の痛みや手のしびれが起きた時の治療には、主に東洋医学の治療と西洋医学の治療があります。

東洋医学は鍼灸や漢方などを使った治療です。一方、西洋医学は投薬や湿布、手術、リハビリなど病院で行われている治療です。

東洋医学も西洋医学もそれぞれメリット、デメリットがあるので、どちらの治療法がいいのか迷うところです。

ここでは、東洋医学と西洋医学のメリット、デメリットなど違いをお伝えします。

頚椎症、頚椎ヘルニアなど首の痛み、手のしびれの治療法を選ぶ時の参考にしてください。

 

東洋医学

鍼灸治療

 

東洋医学は鍼灸や漢方を用いて、身体の内部環境を整え自然治癒力を強くし、自らの力で病を治していくという治療法です。

東洋医学の治療は一人一人の患者さんの体質、病気の状態を見極め、患者さんに合った最適な治療を行っていく「オーダーメイドの治療」だといえます。

身体の内部環境を整えていく治療法ですから、原因がわからない身体のだるさや冷え、こり、しびれ、めまいなど不定愁訴に強い治療法です。一方で、外傷や感染症には弱いです。

 

メリット

 

重篤な副作用がない

 

鍼灸治療は薬で起きるような胃潰瘍や胃腸出血など重篤な副作用が起きることはありません。

鍼灸治療では内出血や治療後に起きる身体だるさ、かゆみなど、軽い副作用が起きることがあります。

 

身体を診て病態を把握し、オーダーメイド治療

 

鍼灸治療は西洋医学では重要視していない、問診、視診、触診などを用いて患者さんの声を聴き、身体を診て原因と病態を把握した後に治療を行います

頚椎疾患で同じように首の痛みや手のしびれが発症していても、お一人お一人、原因と病態が異なるため、治療法も変化させないと症状が改善されないからです。

そして、症状を改善させるためお一人お一人のツボと刺激量を変え、患者さんに合わしたオーダーメイドの治療を行っています。

 

治療時間が比較的長く、ゆったりと治療を受けていただけます。

 

鍼灸治療は診察と治療に比較的長く時間を取り、患者さんとの声と身体の対話を重要視して治療を行います。

東洋医学では患者さん本人の生活習慣や身体の状態が、今引き起こされている症状の原因と考えているからです。

治療時間が長いため、ご自身が疑問に思っていることを質問できたり、生活習慣の改善点を教えてもらったりと、ゆったりとした空間で治療を受けていただけます。

 

不定愁訴の治療に強い

 

鍼灸治療は原因がわからない症状、なんとなく痛い、全身がだるい、手がしびれるなど身体全身の不定愁訴の治療に強いです。

頚椎が悪くなると、頭痛やめまい、腰痛、全身のだるさなど、様々な症状が現れることがあります。

このような不定愁訴は西洋医学では対応しきれないため、東洋医学がおすすめの理由です。

未病を治療し病気の予防、健康維持ができる

鍼灸治療は病気の予防や健康を維持したいと思っている方に最適な治療法です。

なぜなら、東洋医学は病気の一歩手前、病気になる前の状態、いわゆる「未病」の治療を得意としているからです。

頚椎症、頚椎ヘルニアの痛みやしびれの症状が改善されても、頚椎の変形やヘルニアが改善されるわけではありません。また、負担がかかってくると再発をする可能性があります。

鍼灸治療は「未病」の状態から治療を行い、再発を防ぎ健康を維持することが最も大切だと考えています

 

デメリット

 

自由診療なので治療費が高い

 

鍼灸治療は健康保険を適用される疾患もありますが、ほとんどの施設の治療は自由診療で行っており治療費が高くつきます。

なぜなら、保険治療では治療時間が短く、部分的な治療しかできないからです。

鍼灸治療は診察、治療にある程度の時間をかけないと良質な治療ができません。

ですから、多くの鍼灸院では治療時間を長くとり自由診療となっています。

 

治療技術にバラツキがある

 

鍼灸治療は国家資格ですから最低限の治療技術は備わっていますが、経験、得手不得手から治療技術にバラツキがあります。

ですから、鍼灸治療を受けたとしても、みなが同じ結果が現れるとは限りません。

また、本人に合うあわないがありますから、あなたにぴったりな鍼灸師が見つかるまで時間がかかるかもしれません。

 

効果が出るまでに時間がかかる

 

鍼灸治療は患者さん本人の体質を変え、自然治癒力を高めて身体を治していく治療ですから、治療効果を感じるまでに多少の時間がかかります。

しかし、自分が持っている治す力を高めていく治療ですから、副作用の心配がなく再発する可能性も少ないという利点があります。

 

手術が必要な重篤な症状には適用できない

 

鍼灸治療は頚椎症性脊髄症のような、麻痺症状、下肢症状、膀胱直腸障害には適用できません。

麻痺や下肢症状、膀胱直腸障害は、完全に神経が圧迫され障害が起きている証拠ですから、速やかに専門の医療機関を受診することが大切です。

 

身体の内部構造が把握できない。

 

鍼灸治療はレントゲンやMRIなどの検査はできませんので、骨や椎間板の状態を確認することはできません。

ですから、頚椎疾患で首のレントゲンやMRIを撮られたことのない方は、一度病院を受診し検査を受け医師から説明を聴くようにしてください。。

そして、手術は必要でないとわかった後に、鍼灸治療を受けるようにしてください。

 

西洋医学

薬

 

西洋医学は薬や注射を用いたり、手術をして病巣を取り除いたりして、症状を押さえ込む治療法です。

西洋医学の治療は、症状をみて、痛みがあれば鎮痛薬や注射、ガンやヘルニアがあれば手術と定型的な決まった治療を行っています。

レントゲンやMRI、血液検査など検査をしても原因がわからない不定愁訴には、弱い特徴があります。

 

メリット

 

レントゲン、MRIなどで検査ができる

 

病院ではレントゲン、MRI検査などが行われるので、頚椎の状態や椎間板の状態など内部構造が把握できます。

現在、自分の骨や椎間板などの状態を知ることは、治療方針を決めるのに重要なことなので一度は病院を受診して検査を受けるようにしてください。

 

医師の診断を聞くことができる

 

頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアなど病名を告げられる診断ができるのは医師のみです。

また、治療方針として手術が必要か必要でないかを判断できるのも医師のみです。

頚椎の疾患では手術をしなければならない症状もありますので、必ず医師の診断と治療方針を仰ぐようにしてください。

 

治療費用が比較的安価

 

病院では薬や湿布、注射、リハビリなどの治療は健康保険が適用されますので、一回の治療費を安く抑えることができます。

頚椎の手術は術式により保険適用の手術と保険適用外の手術があります。

「PLDD」「PECD」「PECF」などの手術は、健康保険適用外の「自費診療」となりますので、一回90万~140万円くらいの費用がかかりますので例外です。

 

重傷の症状に対応できる

 

頚椎の疾患では「頚椎症性脊髄症」「頚椎椎間板ヘルニア脊髄症状」「後縦靱帯骨化症」などで、筋力低下、下肢症状、膀胱直腸障害などの重篤な症状が発症することがあります。

このような場合、手術が必要になることが高いため病院しか対応できません。

 

病院で行われている施術は信頼できる

 

病院で行われているリハビリ治療は頚椎牽引、電気治療など物理療法とPT(理学療法士)や柔道整復師が行う手技療法があります。

PT(理学療法士)や柔道整復師は国家資格をもつリハビリの専門家なので、信頼して施術を受けることができます。

 

デメリット

 

保険診療なので診療時間が短い

 

保険診療では3分診療といわれているとおり、診察時間が短いです。

症状の原因はレントゲン、MRI、血液検査などの画像や数値で判断し、異常がなければ薬や湿布を処方し様子をみましょうといわれ診察が終わります。

診察時間が短いため、ご自身の身体の疑問点など質問をする時間があまりなく、不安を解消できないかもしれません。

 

西洋医学の治療には副作用がある

 

頚椎の疾患で処方される鎮痛薬や神経障害性緩和薬などの薬を服用すると、比較的強い副作用が起きる場合がありますので、長期間服用することは推奨されません。

また、肌の弱い方は湿布を貼るとかぶれが引き起こされる可能性がありますので、長期間使用することはできません。

 

西洋医学の物理療法は効果が薄い

 

頚椎症、頚椎ヘルニアといった頚椎疾患では、頚椎牽引、電気治療、温熱治療などの物理療法が行われることがあります。

しかし、どれも頚椎症、頚椎ヘルニアに効果があるとは言い切れないのが現状です。

 

手技療法は部分的で治療時間が短い

 

PTがおられる病院では手技療法が行われることがあります。

しかし、保険治療の関係から治療時間が短く、首痛なら首の治療のみと部分的な治療しか行われません。

頚椎が悪くなると全身のだるさや頭痛、めまい、腰痛など、身体全身に不調をきたすことがありますが、西洋医学では対応しにくいのが現状です。

 

予防治療ができない

 

西洋医学は症状を押さえ込む治療法なので、予防治療はできません。

人間の不調が現れる時はご自身の身体を顧みず日常生活の疲れがたまり、本来自分が持っている不調の許容量が超えたために現れます。

症状がいったん改善されても、疲れがたまってくるとまた再発するかもしれません。

ですから、不調の許容量を超えないためにも、身体のメンテナンスを心がけ再発しないよう予防をすることが大切です。しかし、西洋医学では対応できないのが現状です。

 

 

まとめ

 

西洋医学の東洋医学のメリットとデメリットについてお伝えしました。

西洋医学の一番のメリットは安心であること、重篤な症状に対応できること、治療費が安価であることです。

その反面、治療には副作用がある、不定愁訴に弱い、予防治療ができないなどのデメリットがあります。

東洋医学のメリットは副作用が少ない、不定愁訴に強い、予防治療ができ健康維持ができるなどです。

一方、デメリットは治療技術にバラツキがある、重篤な症状には対応できない、治療費が高いなどです。

このようにみると、手術が必要のない症状、原因がわからない不定愁訴で困っている方、ご自身のお身体にお金をかけて健康維持を目指す方は東洋医学を選ばれるといいと思います。

一方、手術が必要な重篤な方、症状が治まればそれでいい方、治療にあまりお金をかけられない方は西洋医学を選ばれるといいと思います。

 

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